「こういう文法ってなんなのか」。22歳は語った。

スポーツの記事を読みふけるうち、選手の談話の〆に「〜歳は話した。」というフレーズがよく使われることに気がついた。

http://search.yomiuri.co.jp/index.html?q=%E6%AD%B3%E3%81%AF

ためしにいろいろな新聞のウェブサイトで「歳は」で検索してみたら、やっぱりそういう文法はほとんどスポーツ選手について使われることが多いようだ。「今までの試合で一番いい走りができた」と初出場の26歳は話した。みたいな。他にも「〜歳は一瞬のすきを見逃さなかった。」みたいにも使われる。

人をひとことで説明するなんて、すごく難しいからできればやりたくない。「早熟な才能」とか「剛腕」とか勝手に言うのは気が引ける。たしかに年齢は客観的で文字数もとらないから使いやすいのかもしれない。オリンピックなんかの場合だと、4年に1回しか開かれないから、どんな年齢を書いてもなにか意味深くなる(普通のプロスポーツの場合は「17歳」や「36歳」など年齢に明らかなニュースバリューがあることが多い)。

しかし、言外の意味を汲み取れるほど私は賢くないんだなぁ。と22歳は思った。