ひとりぐらし記:5 食材の運用方法について

昨日の「食べ物をだめにする」件について下記のようなコメントをいただいた。


ばーにんぐ (122.17.146.13)
『一人暮らし見習いのひとりとして楽しく読ませてもらってます。
食材をだめにする、はあああるよなあと思い俺も頭を悩ませてます。てか一人暮らし用冷蔵庫だと小さくて食材がそもそも豊富に入らなかったりもするのでより調理がマンネリ化、っていうのもあったりするのですが。

基本的には小さいのを買う。キャベツなら1/4か1/2、白菜もしかり。タマネギやにんじんじゃがいもなどはたくさん使わないならバラ売りしている店を選ぶ。
あとは、料理の時に一気に使い切ることですね。その日に食べきれない分は冷凍庫へゴー。
肉とかだとそのまま冷凍→レンジでチンという手もありますね。
簡単に言うと冷凍庫のフル活用です。味は多少落ちちゃいますし、一人暮らし用冷凍庫は(以下同文)なのですが。

わたしの方策はそんなところです。なおちゃんさんのアイデアも楽しみにしています〜。』


読んでいて気がついたが、私は相当違う方針で食品を管理している。この話はぜひみんなで語りたいので記事にすることにします。

現状、私は食事の8割以上を自炊で済ませていて(外食に誘われない限り作ったものを食べている)、朝は決まったもの(紅茶と生野菜とトーストとスクランブルエッグとくだものとヨーグルト)しか口にせず、平日は弁当を作り、帰宅してから夕食を作っている。夕食が一汁一菜ということはまずない(やだから)。あと基本的に肉食しない(たまに食べたほうがいいかなと判断したときに安いのを買う。あくまで義務感から…)。

このような事情を勘案すると(あとはいろいろ料理を覚えたいとか買い物がめんどうとか節約したいとの思いがあり)、野菜は全量で買ってしまう。そのとき安い葉ものの野菜(レタスかきゃべつあたり)と、トマトは常備。いもとかたまねぎとかにんじんとか常温で保存のきくものは安い時に大量に買っておく。困らないし。あとしょうがも常備。野菜以外の食材に関しては、卵と牛乳を常備している。

それで早朝か帰宅直後にだいたい煮物、たまに炒め物を多めに作り、夕食の残りを弁当に回す。あとはいもとかかぼちゃをゆでてまずサラダにして、翌日はつぶしてチーズ振ってグラタン風にするなどしている。あとはカレー粉を混ぜるとか。煮物は朝に火を入れればそうそう悪くならない。味噌汁もその要領で二晩分作り置いている。

野菜は一度に使いきらないことのほうが多い。弁当にはできるだけ違うものを持っていきたいからだ。あと、必要に迫られた時のほうが創造性が発揮されるから。夕食によくても弁当には向かないメニューも多々あり、そういうときは少量ずつ、さまざまなメニューを作ったほうがよいと考えている。そういう事情で比較的、調味料は持っているほうだと思う。

あとは保存食を作る。たまねぎを酢に漬けるとか、ひき肉を肉味噌にする(あまりの安さに豚ひき肉を買って作ってはみたがほとんど食べていない。冷凍庫)とかすれば生ものももつので、適宜おこなっている。野菜がおいしい季節になったらマリネやりたいな。

といったところだろうか。よくやる失敗としては、野菜をぎりぎりまで放置して、あわてて煮物を作って、煮物を放置してだめにする。しかしその悪癖も反省を重ねて治ってきた。

つまり私は冷凍庫をほとんど使わない。それはひとえに「なんとなく怖い」からであり、同じ理由でできる限り加工食品(味噌や調味料は買う。豆腐と油揚げは買うようになった。でもつくねとかサラダとかは無理)や冷凍食品や総菜には手を出さない。これはほとんど強迫観念みたいなものだから誰も真似しないでよいと思うし、もう少しリハビリすれば食の幅を広げられるはずだ。実家では普通に使ってたし。いまいち解凍のしかたとかわかんないんだもん…。

目下の悩みは、買わないから当たり前なのだが、たんぱく質の摂取量が少ないこと。

たとえばきょうの弁当は、米、米に乗っけたもの(じゃことかぶの葉をごま油で炒め煮したもの。なくならないから5日連続)、昨日かぼちゃサラダだったものをグラタン風に作り直したもの、ピーマンと玉ねぎの味噌炒め、ブロッコリー、にんじんとツナのサラダ(非常におすすめ)

という具合であり、ほぼ野菜しか食べていない。彩り豊かな弁当には見えるものの、栄養価を考えるとゴミだ…。


「卵は一日一個まで」というルールが余計に私を苦しめている。もっと魚を焼くべきなのか。それとも肉を買うべきなのか。

これは今後考え続けていくべき大きな課題だ。まぁ結婚したり子供が生まれたりしたら肉焼きますが。


さて。最近作った中でおいしかった料理をご紹介しよう。時短の白菜クリーム煮。

【材料】
白菜 1/3株くらい
ベーコン 1枚
しょうが 3mmくらいの輪切り1枚
小麦粉 大1くらい
牛乳 半カップくらい

こしょう

【作り方】
材料を切る。白菜は食べやすい大きさ、ベーコンは1cm幅くらい、生姜は粗みじん。
フライパンにベーコンを入れ油が出るまで中火で炒める。
しょうがを入れて炒める。
香りがたってきたら、白菜を入れて炒める。
白菜のかさが減ったら小麦粉を入れて炒める。
小麦粉がだまにならずになじんだら、水をコップ半分くらい入れて、ふたをして、蒸す。
白菜が透き通ってきたら、ふたを開け、牛乳を注ぐ。火を弱める。
煮立てないようにあたためて、とろっとしたら塩こしょうをして完成。

まぁ私はこういう料理が好きなんだよね。でも優しい味で、体が温まっておいしいよ。そう、ベーコンは強迫観念から常備しており、こういうときに役立つのである…。細切れにすれば肉っぽくならずにうまみを出せるから重宝している。

以上。