日記とか雑感

荷物が届くの待ってる。

テレビを実家からもらうもらう言っていつも忘れているせいでオリンピックをひとつも見られなかった。だいぶ素直になったから普通に真央ちゃん応援しようと思ったんだけど。「一番よかったとき」とか言うのはいやなんだけど、競技の二日間は、彼女にとって人生のピークのひとつであることは間違いなかっただろうし、一日目に大失敗をしてメダルは逃したにせよ二日目ではいい演技ができてほんとによかった。新聞でしか見ていないけどちょっと泣いた。キムヨナ選手は韓国では「国民の妹」と呼ばれているらしいが、たぶん真央ちゃんもそう思われてる。私たちはこの数年間、浅田真央という少女の人生を勝手に見守っている。その純粋な期待とか親しみがどれだけの重圧を彼女に与えてきたのか、一日目のSPが終わってから二日目のフリーが始まるまでの24時間、私たちは自分の生活を送っているわけで、それで時間になったらテレビをつけて感動するなんて、なんだかほんとうに身勝手で、しかしそういうふうにしか彼女と関わるやりかたはないんだよな。「夢を与える」とか「感動をありがとう」とかすごく嫌いだし、スポーツ選手の身の回りの不幸エピソードとか聞かされるのもかなりいらいらするけど。

彼女のこれからの人生に幸多からんことを。これ以上大げさだったり具体的なことを言ったらうそになっちゃいそうだ。

後楽園ゆうえんちまで家から自転車で15分かからないことに気がついた。最近、というかこの週明けあたりからなんとなく調子が悪い感じがしていて、うまく時間を作れたら観覧車に乗ってみようと思った。観覧車、ものすごく久しぶりだなあなんて、前回はいつか考えてみたら、この夏に名古屋で乗ったんだった。友達に会いに行って四人で乗り込んで、なに話したかなんて覚えてないけど、すっごい楽しい旅行だったし、すっごい楽しい夏だった。どの夏も二度とは来ないけど、それを強く感じた夏でもあったし、なぜか大学ではそんなこと思わなかった。高校三年生の夏みたいだったなあ。一緒に名古屋に行った友達のひとりは結婚することになったりして、もう友達同士で時間を共有するステージからちょっとずつ人が抜けていく、そういう予感があったから、余計にそう思ったのかもしれない。はやく次の夏が来てほしい。飲んだ帰りに夜風を浴びてゆっくり歩くとか、そういうことがしたいと思う。寒くなってからまったく出歩かなくなった。

そうそう、家の周りには桜の木が多いんだけど、夏頃に茂る葉を見ながら、桜が咲く頃にはいろいろどうなっているんだ、なにも想像がつかなくてこわいぞ、と思っていたけど、もう3月になってしまう。桜、騒ぎがオリンピックみたいになるので好きではないんだけど、穏やかな気持ちで見られそうな気がするよ。夜の神田川は不倫カップルが桜の下でいちゃついていたりするので、散歩がてら見て回ろうと思う。

私が一番好きなのはあじさいです。